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今日はサンマーメンのお話をさせて頂こうと思います。
昨日も書かせて頂きましたが、サンマーメンは神奈川県のご当地ラーメンで、しょうゆベースのスープに、とろみの付いた野菜やお肉のあんかけがかかっているラーメンのことをさします。野菜はもやしや白菜、人参など、お店や季節によっても変わります。 旨みたっぷりのスープとあんかけが食欲をそそる、ボリュームのある一品です。
神奈川出身の梅ちゃんが、お昼ご飯に出すラーメンのバリエーションとして、関西では馴染みのないサンマーメンを出していたようです。これは、神奈川代表の高校球児が宿泊するという背景もあったようで、馴染みのあるサンマーメンを食べて頑張ってほしい!という梅ちゃんの思いが詰まったメニュー構成だったのではないでしょうか。
勿論、プロ野球選手でも神奈川県や関東出身の方が、厨房にいる梅ちゃんに「サンマーメンが食べたい!」と直接リクエストして、その都度作ってお出ししていたのだそうです。
そんな中、球場ロッカーのケータリングサービスでラーメンを出して欲しいと依頼された梅ちゃんは、一派的な焼豚等のトッピングではなく、野菜をたくさん摂れるサンマーメンを採用しました。作ったラーメンにあんかけをトッピングするだけなので、提供のスピードアップにもつながり、かつヘルシーでボリュームがあることから、「球場ロッカーのサンマーメン」はいつしか定番になったようです。
そして、それは食事室にも広がり、「あのロッカーで食べてるラーメンください!」とリクエストが入るようになったのだそうです。
関西では馴染みのないサンマーメンを関東出身者の為に出したのは、自身も関東出身で、関西の食文化に対応した経験があある梅ちゃんの心遣いといえるのではないでしょうか。