梅ちゃん餃子のお話・食育餃子その3

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大成功に終わった餃子教室の後、島田園長の強い希望もあり、梅ちゃんは青い鳥学園の給食アドバイザーに就任することになりました。
自分の目で見た子供たちの毎日の食事の現状に対し、自分に出来ることがあればと思っての受諾でした。餃子教室で子供たちとふれあったこと、子供たちの眼差しが一番の理由でした。

島田園長に依頼されて引き受けた餃子教室がきっかけで、梅ちゃんは自身の経験を「食育」という新たな目標に昇華させていくことになりました。
「この歳になって新しいことを始めれると思わなかった。それも俺の経験を生かしてくれて、園長先生には心から感謝している」と、島田園長への感謝の言葉を何度も繰り返していました。

園に行く機会が増えた梅ちゃん。行く度に子供たちに囲まれ食べたいものをリクエストされていたようです。
「チャーハンが食べたい!」「ハンバーグが食べたい!」等、口々に食べたいものを梅ちゃんに伝える子供たち。その純粋な目に応えない梅ちゃんではありません。
年度の最後の給食にカレーを振る舞うといって、梅ちゃんカレーを子供用にアレンジして用意しました。

餃子の時同様、食の細い子がおかわりをします。
普段給食を食べない子が我先にと配膳の列に並びます。
長年、アスリートの「元気」を支えてきた梅ちゃんの味は、その元気の塊のような子供たちにとって最大の栄養となったようです。
食後に歌のプレゼントと子供一人一人から御礼の言葉を頂きました。中には感極まって泣いてしまう子もいました。小さい子供たちの心に梅ちゃんが何かを残した証だったのではないでしょうか。

梅ちゃんと子供たちとのふれあいは以降、梅ちゃんが体力の限界を理由に辞退した昨年まで何年も続きました。
毎年三学期の「餃子パーティー」は、子供たちにとって心から楽しみな行事になったようです。

青い鳥学園では、島田園長の「子供の感性を輝かせたい」という指針のもと、毎年とても子供たちが作ったとは思えない作品が並ぶ造形展が有名です。
ある年の年長クラスの作品に「一年の思い出をボックス内で再現する」というコンセプトのものがありました。

そうです。そこに梅ちゃんと多美ちゃんが餃子を作る姿が再現されていたのです。
子供たちの心に確実に何かを残した梅ちゃん餃子。それは食べる人全てに心を捧げてきた梅ちゃんの真心そのままの味だからこそなのだと思います。