梅ちゃん餃子のお話・その4

いつもご愛顧ありがとうございます!

前回、長嶋さんから「ラーメン餃子!よしそれを食べよう!」とリクエストが入り、梅ちゃんが厨房内で餃子を焼いていた者を押しのけ、自ら餃子を焼いたところまでご紹介しました。

プロ野球滞在時、梅ちゃんは基本的に厨房内にいるのですが、それはきっと長嶋さんからの急なリクエストにもすぐに対応出来るようにしていたのではないかと思われますが、まさに、そんなスクランブル発動!の瞬間だった訳です。
包んである餃子を手に取り、焼き始める梅ちゃん。焼き上がりすぐを長嶋さんのもとに運べるよう多美ちゃんがスタンバイする中、絶妙な焼き加減で額に汗して焼き上げます。
「冷めない内に運ぶ」ということを信条にしている多美ちゃんが、梅ちゃんが焼き上げた餃子をしっかりと長嶋さんのお部屋に運び、ラーメンと共に食卓に並べます。

何も言わずに一口餃子を食べる長嶋さん。その反応を見る多美ちゃん。緊張の一瞬です。

静まり返る沈黙を破り、「美味い!多美ちゃん!これ美味いじゃないか!」という声が響き、安堵の表情を浮かべる多美ちゃんを横目に一気に餃子を召し上がる長嶋さん。食後、何度も「美味しかった」と言ってくださったようです。

そして次の滞在にお越しになった際、到着するなり長嶋さんから多美ちゃんに「梅ちゃん餃子はいつだ? いつ梅ちゃん餃子の日だ?」とお声がけ頂いたようです。
「監督さんがお召し上がりになりたいと仰れば主人はいつでも作ります」と多美ちゃんが答えると、満足そうに頷き「じゃぁ、今日食べよう!」とリクエストが入ったようです。

すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、最初に食べてから次の滞在までの間に、長嶋さんの中で「梅ちゃんが作る餃子」は、「梅ちゃん餃子」という名称になっていたようです。
知らず知らずの内に、でも長嶋さんの中ではごくごく当たり前に、「梅ちゃん餃子」が誕生していたことになります。
そして運ばれてきた梅ちゃん餃子を一つ持ち上げ、満足そうに微笑み、一言「梅ちゃん餃子!」
その瞬間その存在が確立されたのでした。

その時、目線より少し上に餃子を掲げた角度を忠実に再現したのが、パッケージに使われている写真になります。

皆さんも是非一つめを食べる際、目線より上に掲げ「梅ちゃん餃子!」と、若干モノマネを入れつつ呟いて頂ければと思います。

長嶋さんと梅ちゃん餃子の話はもう少し続きます。