梅ちゃん餃子のお話・その3

いつもご愛顧ありがとうございます!

今回はいよいよ長嶋さんと梅ちゃん餃子の話をしたいと思います。

その前に、長嶋さんと梅ちゃんのお話を少しだけ。
年代的に梅ちゃんはジャストの長嶋世代。長嶋さんに憧れ野球を始めた少年時代は、日本中の他の子供たち同様、銭湯に行けば「3番」の下駄箱を取り合っていたと言います。
そんな梅ちゃんが、縁あって竹園旅館の娘であった多美ちゃんと結婚して、一番嬉しかったことは長嶋さんを間近で見ることが出来、親しくさせて頂けたことだったようです。初めて長嶋さんのスパイクを磨いた時の感動を今でも覚えているようです。
旅館の娘の多美ちゃんは、長嶋さんを描いたマンガにも登場するほど、子供の頃から長嶋さんに可愛がってもらっていたそうです。

梅ちゃんと結婚する際、長嶋さんに紹介したところ、当時は若い結婚で反対意見が多かった中、「多美ちゃん!この青年は大丈夫だ!良い男だ!」と太鼓判を押してくださったようで、その時に名前を聞いて「じゃぁ、梅ちゃんだな!」と、今に至る「梅ちゃん」の名付け親になってくださったとのことです。
以降、梅ちゃんは現役時代は長嶋さんのチャンコ番として食事のお世話を開始し、それは監督時代も変わらず、ずっと長嶋さんの料理番として、梅ちゃんにとって「幸せな日々」だったようです。

梅ちゃんの奥さんの多美ちゃんは、歴代の監督さんのお世話係だったようです。監督さんの中には食事室で静かに食事される方もいらっしゃったようですが、長嶋さんは自身が食事室に行くと選手が気を使うだろうということで、自室で食事をなさっていたようです。
そこに多美ちゃんが料理を運ぶ訳ですが、監督さんに「今日は何をお召し上がりになられますか?」と聞く場合もあれば、長嶋さんから「今日は梅ちゃんに言って肉を焼いてもらおう!」等、リクエストされる場合もあったようです。

そんなある夏の日、第二次政権時の長嶋さんが多美ちゃんに「選手たちは今日の昼ごはんに何を食べているんだ?」と聞いたそうです。その日は「ラーメン+餃子」の日だった為、多美ちゃんがそう答えると、「ラーメン餃子かぁ・・・よし!それを食べよう!」と異例のリクエストが入ったのです。
多美ちゃんは急いで厨房の梅ちゃんに報告、それを受けた梅ちゃんは厨房内で餃子を焼いていた者を押しのけ、自ら長嶋さんの為に餃子を焼いたそうです。

果たして長嶋さんの反応はいかに?

丁度時間となりました。それまた次回のお話にさせてください。